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こころをきよらかにするうたごえ

シンガーソングライター、寺尾紗穂さんのライブをテラススクエアのエントランスホールでみた

まだ、ビルの外は明るい、初夏の夕暮れ。

場所は細く長い、天井高のある、普段は人々が行き交う通路。その場所に、きよらかな、澄んだうたごえが響き、人々を魅了した。

孤独な惑星のような場所で、月の光を浴びて、そのうたごえは風になる。

うたの合間に、丁寧に言葉を選び、うたの続きのように、おだやかな声で語る。そのなかで紗穂さんは、「外は明るいのに洞窟のような」空間と語っていたのが印象的だった。

舞踏集団、新人Hソケリッサとのジョイントパフォーマンスはどれひとつ取り去っても成立しないような、ソケリッサのメンバーとの抜き差しならない競演。うた、ピアノ、身体が、ひとつに交わる。

とにかくすべてが、よどみなく、きよらかで、ただ、ただ愛おしい時間。

奇蹟の声ともいえるそのうたごえ、闇と光の中から響いてくるそのうたに、またいつか触れてみたいと思った。

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