この時期の空の典型
2017.7.20

梅雨も明け、東京の今は夏。この時期の空には雲が立体的に成長し、頭上にはダイナミックな風景が広がっている。

ビルの谷間に居ても、上空を見上げれば空も雲もそこにはある。
そして神田錦町界隈にも、視線の抜けがある場所は意外にあるものだ。

この雲は、先日訪れた四国は仁尾の山に規則正しく整列した雲。

以前に神田神保町の古書店で手に入れた、かのロシアの詩人マヤコフスキーの作品に、1915年に発表された「ズボンをはいた雲」という一遍の詩がある。雲をみるとき、そこに人格のようなを感じてしまうのは僕だけではないだろう。

御茶ノ水駅近くの聖橋の上にも、四国の山奥にも、同じ空や雲が広がっていると思うだけで、どこか開放感を感じることができるのは、気の所為ではない。

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