Shadow Storyteller
Rei Kuroda
2026.2.01

テラススクエアフォトエキシビションVol.36は、黒田零 Rei Kurodaの「影の語り部 Shadow Storyteller Rei Kuroda」を開催します。

以下、テラススクエアフォトエキシビションキュレーターによるテキストです。

テラススクエアフォトエキシビション vol.36では写真家の黒田零の個展を開催します。黒田は写真家であるだけでなく、映像作品を手がけ、音楽にまつわる活動も行っている作家です。
写真家としては、瞬間を切り取るものである写真の中に「時間をどう内包させられるか」を考えながら制作しているといいます。 写真とはまさに個人的なまなざしで目の前に広がる世界をどう見るかにほかなりません。
そんな見るという行為を黒田はこう考察します。
「私たちは日々膨大なものを“見ている”はずですが、実際にはただ視界に入れているにすぎません。多くの写真も情報として流れ去っていきます。しかし、一見してよく見えないもの、何が写っているかわからないものに向き合うとき、私たちは初めて能動的に「見る」という行為を思い出すのではないかと感じています」
一見受動的に、反射的に行っているようにみえる「見る」という行為は、実は何を見るか?という能動的な行為と繋がっています。
黒田の作品に見られる暗闇そのものの中にあるのは作家が世界をいかにみるのかという主張であり、あなたは世界をどうみているのか?という私たちへの問いかけでもあるようです。テラススクエアのエントランス空間に展開する暗がりとそこに射す光を写し出す写真。それを見る人たちはそこに個人的な何を見つけるのでしょうか。

黒田零 Rei Kuroda
写真と映像のあいだにある瞬間を捉え、非(脱)人間中心主義的視点から、言葉以前の兆しや不可視の物語を探求している。写真・映像・音を行き来しながら、マジックリアリズム的な世界を構築する。 

Text & portrait=Takashi Kato

  • テラススクエアフォトエキシビションVol.36「影の語り部 黒田零」
  • 住所: 千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 1F エントランスロビー
  • 会期:2026年1月26日(月)〜5月22日(金) / 8:00~20:00(最終日は19:00までとなります)
  • 休館日: 土曜・日曜・祝日・年末年始、入場無料
  • 主催:テラススクエア | 協賛 住友商事 | 企画 加藤孝司、三浦哲生
SHARE
top