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『everything reminds』
トヤマタクロウさんの新作展が開催。

テラススクエアフォトエキシビョン#9で『sight』を発表した注目の写真家、トヤマタクロウさんの最新の個展『everything reminds』が表参道のショップoffshoreで開催中です(11月11日まで)。トヤマタクロウさんは作品集や作品展、ファッションやカルチャー誌、アーティストのアルバムジャケット写真など幅広く活躍する写真家です。今回発表される新作についてトヤマさんに話を伺いました。

ー 個展のタイトルである『everything reminds』について教えてください。

何を見ても何かが思い出されるというような意味でこのタイトルを付けました。それは個人的な思い出というだけではなく、初めて見たものに対してもそのような思いになることってあるなあと思うんです。

ー それは何かを見た時にふいに思い出されるものということでしょうか?

そうです。特に理由などなく、何かを見た時に、急にふと思い出すことってあると思っていて。そういう感じです。

ー それは今回の作品全体を通して言えることなのでしょうか?

今回の作品は基本的には普段撮っているものと変わらないのですが、今年の夏にカナダに一人旅をした時に撮影したものになります。個人的に思い出や思い入れのある場所ではないですし、初めて行った場所だったのですが、何を見ても何かを思い出してしまうという体験をこの旅では感じていました。

ー ということは今回展示する作品は、結構短い期間に撮影された作品ということでしょうか?

そうですね。2〜3週間の間に撮影した写真になります。

ー 何点の展示になりますか?

20~30点ほどになります。プリントの販売もしますが、ポスターやTシャツ、同名のタイトルの本も作りました。

ー 美しい光もそうですが、カフェのテラス席のテーブルにグラスが2つあったり、これまでのトヤマさんの作品に比べて、体温というか、湿度を強く感じました。これまでいくつか作品を手がけてこられましたが、本作はトヤマさんの中でどのように位置づけられるとお考えですか?

いつもと同じスナップなんだけど、なんでもない写真が多いですね。撮影法もファインダーを見ないで撮影したり、ラフに撮影したものも多くて、これを撮ろうということを、ことさら意識して撮っていない写真です。

ー 意識して撮っていない作品ということですが、今回メインビジュアルになっている光の輪が写っている写真はとても印象的ですね。

これもある意味無意識で撮った写真です。この光自体は、撮っている時にはボクの目には見えていないもので、撮ろうと思っても撮れるものではありません。
という意味では何かを見てそこにはないものを思い出すこともそうですが、そこにいないことで逆に存在を強く感じたりすることもあって、今回の作品の多くは、目に見えない何かが作用して撮った写真と言えると思います。
テラススクエアで展示したハワイの写真と比べると、より私的な写真です。

トヤマタクロウ
1988年生まれ。写真展や作品集製作などを中心に、クライアントワークにおいても幅広く活動中。

写真(ポートレート)と文=加藤孝司

  • Takuroh Toyama 『everything reminds』
  • offshore 東京都渋谷区神宮前3-14-17 1F A/B
  • 2018年11月3日(土)〜11月11日(日) / 10:00~19:00(月-金)11:00~20:00(土日)

  • オープニングレセプション
  • 2018年11月3日(土)18:00-20:00
  • ゲストライブ: Teen Runnings (Acoustic Set)

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