
11回目となるテラススクエアフォトエキシビションは、音楽やアート、ファッションの分野でジャンルの垣根を越えて活躍し続ける大森克己さんの「山の音」を開催いたします。
日々の暮らしや景色から聴こえてくるさまざま。SNSやインターネットなどの現代的なツール。そんな見えるものと見えないものの全て。そこから立ち上がってくる音に触発されて写真を撮っているという大森さん。
データとして写真を扱うことが一般的になった現代における、物質としての写真の意味とは。本展では、震災以降撮り続けている「sounds and things」というシリーズより、スマートフォンで撮影された15点を展示します。
ふいに現われては消えていく一瞬の光が、個人の胸の奥の感情、そして歴史的な大きな出来事とどのように繋がっているのかを静かに問いかけて来ます。
photo:Takashi Kato(本展出品作品の一部をトリミング撮影)
大森克己
写真家。1963年兵庫県神戸市生まれ。1994年 第3回写真新世紀優秀賞を受賞。近年は MEM にて個展 『sounds and things』(2014)『when the memory leaves you』(2015)を開催。東京都写真美術館『路上から世界を変えてい く』(2013)、チューリッヒの Museum Rietberg 『GARDENS OF THE WORLD 』(2016)などのグループ 展に参加。主な作品集に『サルサ・ガムテープ』(リトルモア)、『サナヨラ』(愛育社)、『すべては初めて起こる』(マッチアンドカンパニー)など。YUKI 『まばたき』、サニーデイ・サービス『the CITY』などのジャケット写真や『BRUTUS』『SWITCH』などのエディトリアルでも多くの撮影をおこなっている。インスタグラムではハッシュタグ「#soundsandthings」で作品を投稿する。
写真と文=加藤孝司
- テラススクエアフォトエキシビション #11
大森克己「山の音」 - 住所: 千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 1F エントランスロビー
- 開催日時: 2018年11月1日〜2019年2月1日 / 8:00~20:00
- 休館日: 土曜・日曜・祝日
- 入場無料
- 開催日: 2018年12月7日(金)
- 出演: 大森克己、森岡督行(森岡書店)、加藤孝司(ジャーナリスト)
- 【トークイベント】 1F エントランスロビー ※19:00~20:00頃まで
- 【レセプション】 2F テラステーブル ※20:00~22:00頃まで
- 参加費:無料・予約不要
オープニングトークイベント&レセプション