2018年初夏のアーバンビンヤード。
神田のビルの屋上のぶどう畑。
2018.7.20

初夏の日差しを浴びてすくすくと育つ葡萄の樹には、青々としたみずみずしい葡萄が実っていました。
二年目を迎えたテラススクエアの葡萄畑、アーバンビンヤード。富山県氷見市のワイナリーSAYS FARMと神田エリアに拠点を構える7社との共同プロジェクトです。

この街で働く人たちとともに、この街で育ち収穫された葡萄でつくったワインを楽しみたい。そんな思いで私たちが街の方々と協同で取り組んでいるのが、このアーバンビンヤードです。

春を迎えるにあたり、根元からバッサリ剪定した葡萄の樹は、すくすくと成長し、美しい緑の葉が生い茂っています。
まだ青く固い実ですが、しっかりとした房を形成していて、思わず手を触れてみたくなるほど美しいです。

春を通して伸びた枝葉は、支えを軸に空を目指してぐんぐん伸びていきます。5月になり花を咲かせると、やがて果実が育っていきます。

アーバンビンヤードの葡萄の樹に美しく実った葡萄ですが、美味しいワインになるためにはまだ収穫はしません。健康で美味しい実を育てるために、何度も春夏秋冬を越え、剪定を繰り返し、手塩にかけて大切に育てていきます。
着実に幹が太く育ち、大地にしっかりと根付き始めたアーバンビンヤードの葡萄の樹々たちは、2019年の最初の収穫に向けて、すくすくと成長中なのです。

写真と文=加藤孝司

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