見慣れた風景の向こう側。
「風景論以後」
「風景論以後」
2023.8.11
時代は様々なアヴァンギャルドでラディカルな表現が生まれた1970年前後の日本。先進国では暮らしが豊かになっていく一方、世界規模で環境破壊が進み公害が深刻化、社会的経済的格差が顕在化し市民運動も激化、そんな中「風景」は気づいたら均質化していた。
本展ではそんな時代をきっかけに現在まで、写真では中平卓馬、清野賀子、笹岡啓子、映像の若松孝二、大島渚、足立正生、そして映画評論家松田政男など時代を横断した風景論を展開する。路上、公園、草叢、雑踏。一貫しているのは一見、どこにでもありそうな代替可能なありふれた風景。
ゆっくり時間を持ってのぞみたいエキシビションだ。
必ず手にしたい図録のデザインは木村稔将。そして、本展の「風景論」の発端のひとつとなった、ある一人の男が見たであろう風景をめぐるドキュメンタリー映像作品《略称・連続射殺魔》(上映時間は東京都写真美術館での展示では最長の86分)も必見だ。
Tokyo Photographic Art Museum「風景論以後」展示風景
Tokyo Photographic Art Museum「風景論以後」
テキスト、会場写真=加藤孝司 Takashi Kato
- 「風景論以後」
- 東京都写真美術館 B1F展示室
- 開催期間:2023年8月11日(金)~11月5日(日)
- 時間:10:00~18:00(木曜・金曜は20:00まで、入館は閉館時間の30分前まで)
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
- 料金:一般 700円/学生 560円/中高生・65歳以上 350円
- topmuseum.jp
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