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ビルの屋上にあるぶどう畑、神田錦町テラススクエアのテラスファームのぶどう畑の収穫を祝って開催される「ensemble」が今年もテラススクエア内のテラステーブルで、11月10日に開催されます。
2回目の開催となる今回は美味しいワインに加えて、神田エリアにお店を構える4店のレストランの料理を一同に味わうことができるスペシャルなイベントになります。
今回のensemble magazineでは、このイベントについて詳しくご紹介いたします。
History
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私たちは2017年、テラススクエアの地上 15m にある屋上にぶどう畑をつくりました。
この街で働いている人たちがワインを楽しみ、繋がり、たくさんのワクワクが起こること。
ワインを中心に、人々が集い、楽しいこと、コミュニケーションが生まれる街にしたい。
そのためにも美味しいワインと食事が楽しめるお店がこの街に増えるきっかけにもなったら。
そんな願いを込めて、このプロジェクトは始まりました。
テラススクエアのぶどう畑は、富山県氷見市にある人気ワイナリー「SAYS FARM」と共同で運営しています。
2017年にこの街で働く皆さんと植樹を行い、2019年の夏に初の収穫祭、2020年には最初のワインが完成します。
ぶどうの樹が育ち、葉を茂らせ、
その枝にたわわに果実を実らせ土地に根づいていくように、
暮らし、働くというこの街での日々の営みの中で、
実りの多い時を重ね、歴史あるこの街とともに心豊かに成長していく。
そんな未来への道しるべのひとつとしてのぶどう畑。
ビルの屋上にある小さなぶどう畑から始まったプロジェクトですが、
この街で暮らし働く人、ワインで繋がる人たちと少しずつその輪を広げていきながら、
街のイベントへと根づかせていきたいと考えています。
この街とそこで働く人たちとともに育まれるワインを楽しみ、収穫祭がある街に。
香り豊かなワインと美味しい食事が楽しめるお店が集う街に。
そんなワインと食事を求めて、人々が集う街に。
さまざまな人が集い、それぞれにとってのかけがえのないひとときを共有できる街に。
そして、人々の営みとともに新たなコトが起こる生きいきとした街へ。
街と人が共創する私たちの街の新たな歴史がここから始まります。
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wine SAYS FARM
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テラスファームでピノ・ノワールの樹を植樹からワイン製造までを一緒に手掛けているのは、富山県氷見市にある ワイナーリー・オーベルジュ「SAYS FARM」です。
「その土地らしさを持ったここでしかつくることのできないワイン造り」をモットーに、北陸産の美味しく、美しいワインを生産しているワイナリーです。
SAYS FARMのワインはその高い人気とともに、こだわりの製法で丁寧に作られるため、生産本数が少なく入手が難しい貴重なワインとなっています。
100% 自社栽培で育てたぶどうで、自社醸造にこだわるワインを生産するワイナリーでは、現在約9,000本のぶどうの樹を除草剤無使用、最低限の農薬で自然と人との暮らしに寄り添い共生しながら栽培しています。
テラスファームでのぶどうの栽培も、このSAYS FARMの考え方がベースになっています。日々の手入れはもちろん、年に数回、 SAYS FARMの作り手の方にテラスファームにお訪れていただきながら、発育状況の確認や手入れを定期的に行い、丁寧に育てています。
古き良き伝統と歴史のあるこの街と、そこに集う人々にとって豊かでよりよい未来のために。長い歴史をもったこの街の伝統と価値を更新すべく日々取り組んでいます。
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around Kanda 神田界隈
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東京の中心にありながら、いにしえより今なお続く豊かな歴史を持ち、起伏のあるダイナミックな地形と、感性を刺激する個性的なお店が軒を連ねる都会的な顔もあわせ持つ神田界隈。
学問の街という文化的な側面、江戸時代から続く商業の街としての歴史、通りを歩けば音楽、スポーツ、古書や小さな飲食店があり、小さな社(やしろ)がひっそりと佇む細い路地があるなど街歩きも楽しめる街。
近年、働く街、生活の街としても注目されており、オフィスビルやマンションも建ち並ぶ。人も街も新しいものと古いものが同居する多様性が、この街をさらに魅了的なものにしています。
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続いて後編ではEnsemble – uraban vineyard kanda nishikicho 2018 -で腕をふるっていただくレストランの皆さんのご紹介をいたします。
<後編に続く>
写真と文=加藤孝司
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