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見たこともないソニービル。
銀座ソニーパーク。

仕事がらいろいろな場所にでかけます。
昨夜はオープンしたばかりのGinza Sony Parkへ。
そこで待っていたのは、これまで何度も通いながら、見たこともないソニービルでした。

銀座のソニービルといえば、1966年にオープン以来、銀座の顔のひとつとして、誰もが一度は訪れたことがあるランドマーク。
そんなソニービルが建て替えのため取り壊されたのが、昨年のこと。
このたびその跡地が公園に生まれ変わった。

地下4階、地上1階のリノベーションは、建物を減らす減築の手法がとられている。交差点に面した1階部分は植物が植えられた公園、そしてポップアップショップが行われる建屋。地下には近未来的なゲームセンター、藤原ヒロシさんがディレクションするコンビニエンスストア、ローラスケートリンク、都市を愉しむ『公園』になっている。コンビニエンスストアには、神保町の人気古書店マグニフさんの古書も置かれていた。

空間の設計は建築家の荒木信雄さん。モダニズムの建築を知り尽くした荒木さんは、前回の東京オリンピックで、駒沢公園体育館を設計した芦原義信の設計により1966年に竣工したこの名建築を減築の手法でリファイン。地下部分をオリジナルを活かすかたちでリノベーションした。
これまで改装されたり、店舗が入れ替わるたびに、上書きされていたインテリアを剥がし、オリジナルの意匠を「あらわし」にしたり、吹き抜け空間をつくったり、魅力的なオリジナルの空間をさらに魅力ある空間に生まれ変わらせた。
公園らしく、ドアは極力排し、地上、地下、地下駐車場など、さまざまな場所からアプローチできるのが特徴的だ。

地下2階にはトラヤカフェ・あんスタンドによる「あんペースト直売所」も。入手困難なあんペーストは店内の工場でつくられている模様。あらためて買いに来たいと思っている。

MIMOZA GINZAのお茶スタンドなど、公園内には飲食のお店も。さまざまな場所に置かれた椅子やベンチで、お茶やコーヒー、お酒を楽しむことができる。

銀座のど真ん中に誕生したこの「公園」は2020年のオリンピック後にさらに更新され、2022年に新しいビルに生まれ変わるという。
ソニーと日本を代表するクリエイションの融合による取り組みに注目したい。

写真と文=加藤孝司

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